今回こそ縦走しようと6:00に目覚ましをかけおむすびをにぎる。6:30に出陣。お昼を作る時間はないのでコンビニでカップのさっぽろ一番塩ラーメンを買っていく。


山がどんどん大きくなって迫ってきて、やばいよ何かが起こってくる逃げなきゃだぞ、ってクローバーフィールドのようなパニック状態の夢を見てしまったので少々不安。もうねずみが大量に危険を察知して逃げ惑う大地震の前兆を予期するような夢さ。


結局単なる夢で何もありませんでしたが、おでぶちゃんじゃだめだったー。


今回:
大倉 - 塔ノ岳 - 丹沢山 - 塔ノ岳 - 大倉
往復20km
約8時間。本当は蛭ガ岳まで行って相模まで縦走したかったのだよ。



体が重くて重くて、塔ノ岳でもうくたくた。汗だくだくでTシャツもくたくた。昔はカップラーメンなんて食べなかったのにと数年ぶりに登頂で食する。この妥協がおれの、おれのぜい肉分だ。どんなにお腹がすいてもマクドしなかったぼくが、数年ぶりにペコペコだと朝マックする。この妥協が、この甘えがおれの、おれの皮下脂肪だ。


この憎悪は当然、なぜかぼくの前を颯爽と登るオシャレカップルに向けられる。にくたらしい。「マリコ(そんな負けん気の強そうな顔だった)おまえ良い奴いないの?」「ひろし(そんないいやつ風の顔だった)こそどうなの?」「この前のあいつすげーいい仲だったじゃん」「えー、そうかなー」


確かにぼくは登っているときにその会話を聞いた。つまりこの会話からお2人は、つきあってなーい。


それなのに。



下山中(また出くわした)。お2人はお手手をお握りになって、「大丈夫かー」とか行ってキャッキャしているではありませんか。




きっとこうだ。


丹沢コースはちょっとした鎖場や石がごつごつして、年間数人死んじゃう人や負傷する人が何十人もいるのですよ。鎖場やすべりそうなところでは、男性が女性に手を貸したりするスキンシップのイベントが発生するのですよ。きっと「だいじょうぶかー」「うん、ちょっと手を貸して」「(こいつこんなかわいい面もあったんだな)」「(ひろし、やさしい)」


きっとここで、お互いジュンとなりまして、、、きっと下山後も「大変だったけど楽しかったねー」「筋肉痛ー」「マッサージしてあげようか」「あっ、もっと」「あれっ、こんなところにご休憩所が」「言葉は無粋よ(言わねーか?)」



神聖なる山に性を持ち込むなといいたいが、山にもこういったイベントがあるのですよ。行きたくなりましたか?この推察は80%ぐらい当たりだと思う。ぼくが言うのだから間違いないよ。




まぁこの時期はお花が満開でお花のトンネルを抜けるのは楽しい。野生の美味しそうなシカを見れたり、ちょっと遅いフジの花が見れたり、良い運動になりましてよ。