ノーカントリー見た

まだおれは動けるんだと頑張ったけど疲れてしまい、あわ吹く前に休養せねばと映画を観に行く。


ノーカントリー



いやいや面白かった。ずいぶん恐い映画でドキドキしてポップコーンぽーんしなくてよかったほどだったけど、退屈させない。最後急に難解になりそこでぷつって切れてしまうのだけどその意味はなんだったのかとうーんとうなる。バカ映画じゃない。それにしてもこんなのアカデミー賞とっていいのかね。確か原作は豊崎社長が推薦していたと思うのだけど、早速読みたくなった。これは深いよ。きっとね。




ところで先日ラジオを聴いていたらスプラッター映画にぼくのプライベートライアンが選ばれていた。そこでみなどこのスプラッターが好きか問いたい。


最初のノルマンディー上陸の映像が印象的だけど、もう腕はとぶ、腸はどばー、爆弾で体は半分になったりとリアリズムをとことん突き詰めた最高傑作。ジョジョラーの人なら「おい行くぞ」と手を引いてしばらくして「軽い?」と腕から先がないー!というシーンを重ねるのでは?そのほかにもナイフが体に刺さり息を引き取っていくシーン。喉を打たれ呼吸ができず苦しんでなくなるシーン。死ぬにしても頭がふっとぶとか致命傷でないならすぐには死なせない。ぼくは雑魚とはいえアクション映画ですぐに死んでしまう描写にいつもこんな簡単に人って死ぬかなーと思うたちなので(ランボーは別)リアリティを感じる。


そんなプライベートライアンでぼくの頭から離れない、好きなのか?そのシーンがこれ。


トムハンクス率いるアメリカ軍の兵士が敵の動いている戦車の車輪に爆薬をべたってつけるシーンがあるのだけど、ここ!


ここがさー、おい何やってんだよってスピルバーグにつっこみいれた。このシーンは何の意味があるんだ?とここのシーンに、いやいやびびったよ。でもこのシーン好きな人いるんじゃない? ぼくは驚いたよ。えって止まったよ。風吹いた。興奮しました。


まぁそんな学生だったね。当時からおれは。